クリニックで働くスタッフの中には、管理栄養士という職種も存在します。
管理栄養士が活躍するクリニックや個人医院はそう多くはありません。
しかし中には、患者さんの栄養指導を管理栄養士が行っているクリニックもあります。
今回はそんな「クリニックでの管理栄養士の業務」について、具体的にご紹介していきます。
管理栄養士が働く「クリニック」とは?
クリニックは診療所や医院と呼ばれることもあり、地域住民にとっての「第一のかかりつけ医」のような存在といえるでしょう。
法律上は、「入院患者さんの数が19人以下、もしくは入院病床の無い医療施設」が診療所と呼ばれます。
医師や看護師が連携して診療を行うクリニックが多く、その中で管理栄養士が栄養のプロとして活躍している場合もあります。
クリニックにおける管理栄養士の主な役割
管理栄養士のクリニックでの大きな役割は「患者さんへの栄養指導」が挙げられます。
クリニックには慢性的な病気や生活習慣病を持った患者さんも多くいらっしゃるため、栄養指導が必要なことも多々あるのです。
また入院患者さんの「献立の考案」を行うのも、管理栄養士の業務の1つです。その方の病態や現在の状況に合った食事を考えます。
個々に合った食事の形態から、必要な栄養が取れるかどうか・食事を楽しめるメニューかどうか…といった点も考慮して、献立を考案していきます。
管理栄養士が行う「栄養指導」とは?
業務のメインともいわれる「栄養指導」とは、患者さんそれぞれに合った食事指導を行うものです。
患者さんがより健康的な生活を送ることができるよう、患者さんの生活スタイルなどを考慮した食事のアドバイスを行います。
症状や病態に応じて、必要な栄養や食材の選び方など、多角的な視点から「患者さんご自身や、生活に寄り添って」指導を行います。
まとめ
クリニックでは、管理栄養士も活躍することができます。
患者さんが診療をスムーズに進め健康に過ごすにあたり、管理栄養士は大きな役割を果たしているといえるでしょう。